重要文化財 江川邸 史跡 韮山役所跡

重要文化財に指定された、伊豆が誇る名代官、江川家の屋敷。江川英龍など江川家の歴史に触れ、伊豆に対する理解を深める

伊豆長岡に位置する、重要文化財です。伊豆代官の江川家の屋敷内に、韮山役所跡が併設しています。伊豆箱根鉄道「韮山駅」から徒歩約20分で、所要観光時間は60分~90分です。世界遺産の韮山反射炉からは、観光周遊型バス「歴バスのる~ら」を使用すると、300円1日乗り放題で江川邸周辺の観光地を巡れます。
営業時間開館時間 ・9:00~16:30(受付 16:15まで) 水曜日のみ ・9:00~15:00(受付 14:45まで) 休館日 ・年末年始(12/31~1/1) ・第3水曜日
住所静岡県伊豆の国市韮山韮山1番地
電話番号055-940-2200
駐車場あり(無料)
公式ホームページhttps://www.egawatei.com/

周辺情報重要文化財 江川邸 史跡 韮山役所跡

周辺の宿泊施設重要文化財 江川邸 史跡 韮山役所跡

1.伊豆が誇る名代官江川家の資料を通じて、伊豆に対する理解を深めることができる!
2.美しい庭園、珍しい建築手法など、建物、空間として目の保養ができる!
3.案内スタッフより、施設の案内がてら、貴重な情報を聞くことができる!

伊豆の代官、江川家。普通の方は、あまり聞きなれないかもしれません。しかし、福沢諭吉、勝海舟は、多くの方がご存じかと察します。では、なぜ、福沢諭吉が尊敬し、勝海舟が認めた傑物である江川英龍公の知名度が低いのか。この問いに対する答えは、こちらの江川邸に訪れた時、案内人の方から伺いました。その答えは、「戦争の先生だから。」です。戦後GHQの支配の際、戦争にまつわる歴史ということで、教科書などから消されてしまったとのことです。その功績としては、お台場を作った、韮山反射炉を作った、パンを日本で最初に作った、ロシアの戸田号の造船を指示したなど、枚挙にいとまがありません。伊豆を旅していると、至る所にその名前が出てきます。それらを繋げるのが、この江川邸です。

江川邸には、直接車で行く方法と、韮山反射炉から、観光周遊型バス「歴バスのる~ら」を使用する方法があります。広大な駐車場に車を停め、少し歩いて受付に行きます。

受付でこのような入場券を購入して、立派な門に向かいます。また、共通券をご利用いただくと、江川邸と韮山反射炉の両方に入館できてお得です。

門をくぐった先が、表門。当主と限られた人しか利用できなかったようです。観光客である我々も、こちらからは入館はできません。

こちらが土間です。こちらには、大砲の模型やパン焼き窯が展示してあります。年に数回ですが、このパン窯を使用してパンを作るそうです。

こちらの屋敷は、建設以来、火事になったことがないそうです。その理由が、日蓮による守りと、火事になりにくい構造といわれています。格子になった屋根を見上げると、一番高いところに木箱、棟札箱が見えます。この中に、棟札がおさめられているそうです。

上の方に見え得るのが、棟札箱です。

こちらが大砲の模型とやパン焼き窯。

こちらで作ったパンではありませんが、戦の際の常備食として活用された当時のパンを江川邸の売店で購入することができまます。歯が折れそうになるくらい固いので、要注意です。

屋敷内に入ると、鉄砲、家紋を始めとした貴重な当時の資料や、資料の解説が大量に展示してございます。それらを通じて江川家がどのような代官だったかを垣間見ることができます。特に、江川英龍公の徳の高さ、文武平等ぶりには驚愕します。芸術、学術に長けていた、レオナルドダヴィンチは万能の天才と称されます。絵画、代官業、外国語、武術、江川英龍公も同じく全て秀でていました。今現在を見渡しても、ここまで多くの分野に長けている人を私は知りません。また、こちらの屋敷に入る際には、案内人さんにガイドを依頼することを強くお勧めします。

今の伊豆があるのは、その人のおかげといっても過言ではない、江川家と江川英龍公。その歴史を知り、伊豆旅をよりお楽しみくださいませ。

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