営業時間 | 公開:9:00〜17:00 休業:無休 |
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住所 | 静岡県賀茂郡松崎町松崎23 |
電話番号 | 0558-42-2540 |
駐車場 | あり |
伊豆の長八。多くの方が、聞いたことがない名前だと思います。私も伊豆に住んでいながら、この名前を知ったのはそれほど昔ではありません。入江長八(伊豆の長八)は、漆喰鏝絵というジャンルで数多くの作品を残した、1800年代の松崎町出身の芸術家です。こちらの伊豆の長八美術館は、その作品が展示された美術館です。
さて、なまこ壁で有名な松崎町の街並みを歩き、観光地の真ん中くらいに、伊豆の長八美術館は佇みます。駐車場に車を停める前に、その独特の外観に驚かされます。
美術館の敷地内の庭園もとても丁寧に整備されており、美術館に入る前から心が躍ります。
こちらが美術館の入口です。松崎町名物のなまこ壁に挟まれた、とてもユニークな入口です。
美術館の館内は、1階にはエントランスと売店、伊豆の長八の作品の展示、2階は期間限定のコンクール作品の展示などがされております。伊豆の長八の生い立ち、漆喰や鏝絵などの解説も丁寧にされています。多くの方があまり聞いたことがない概念かと思いますので、好奇心をくすぐられながら、作品鑑賞が愉しめます。
作品の多くは写真撮影が不可ですが、中には撮影可能なものもございます。最も、通常の絵画とは異なり、写真を通じてはその凄さは伝わりきれません。それは、漆喰鏝絵という、伊豆の長八が築き上げた手法に起因します。漆喰鏝絵とは、元々左官屋であった長八が、左官の技術と絵画の技術を融合させたものです。漆喰は、土蔵や城壁に用いられる、消石灰にスサなどを混ぜて作る建材です。まさしく、左官屋さんの技術ですね。これを絵画に取り入れると、絵画が立体的に表現することができます。こちらは富士山モチーフにした絵画ですが、富士山にかかる雪や、崖、磯などが立体的に見えます。間近で見ると、より立体的に見えるだけでなく、その繊細さに感銘を受けます。
百聞は一見にしかず。この漆喰鏝絵に関しては、実際に現地で見るのが一番です。また、近くの「伊豆の長八 記念館」とセットで観光すると、より理解が深まります。ぜひ、足を運ばれてきてください。
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