営業時間 | 8:15~16:30 |
---|---|
住所 | 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2048 |
電話番号 | 0558-52-0013 |
駐車場 | あり(無料) |
公式ホームページ | http://izudougasima-yuransen.com/ |
美しい夕日や地形で有名な西伊豆の堂ヶ島。この地形や夕日を見るために、お世辞にもアクセスがいいは言えないこの地に、多くの人が訪れます。この堂ヶ島を海上から愉しむのが遊覧船、陸上から愉しむのが堂ヶ島公園です。こちらには、幼少時に一度、子どもができてから二度程、視察で数度、合計5回以上は訪れています。東伊豆生まれなので、幼少時には、「同じ伊豆半島なのに、なぜ、東と西でこんなに地形が違うのか?」と疑問に思いました。残念ながら、親に聞いても、その理由をよく理解できなかった記憶があります。自ら子供を連れて出向くと、同じ質問をされました。
伊豆半島はその昔火山群で、2000万年前本州とぶつかり、今の伊豆半島ができました。現在進行形で、東側は地形が隆起、西側が沈降しています。つまり地殻変動の軸が傾いているのです。このような背景があって、陸の一部が見えているような、美しく珍しい地形を西側では望むことができます。しかし、これで子どもが理解できたかは不明です。笑 こんな小難しいことはさておき、目の前にある地形が、200万年前以上、もしかしたら人間が人間である前のものの可能性がある。このロマンを感じるだけで十分だと思います。
さて、堂ヶ島にいくと、遊覧船乗り場には、サンセットプラザ堂ヶ島という複合施設があり、レストランや売店などがございます。そして、多くのご当地商品が多い中、ひときわ目を引くのが、海女さんが作った貝殻のアクセサリー。この隆起に富んだ地形のお蔭で海産物、特に貝などが良く獲れるようです。貝の漁を海女さんが沢山いらっしゃいます。気さくな方が多く、西伊豆のこと、海のこと、多くことを教えてくれます。先ほどの、西伊豆の地形についてのうんちくも、海女さんから聞いたものです。
遊覧船に乗ると、思ったより揺れず、子どもでも快適に海の旅を楽しめます。そして、遊覧船が進むと、「蛇島」や「亀岩」など、そのような動物に見える島々が目に入ってきます。潮風が心地よく、遊覧船のかすかな揺れも相まって、油断すると眠りに落ちてしまいます。
その眠気を覚ましてくれるのが、地形への接近。このまま衝突するのかというくらい、地形まで近づきます。見えてくるのが、数百万年前、大古の海底火山の跡。この縞模様は、斜交層理というようで、海流や波によって長年かけてデザインされた模様です。
次はお待ちかねの、天窓洞の中へ。こちらは、海食洞の天井が抜け落ちたものです。日の光が海を青く、美しく照らします。天窓洞に入る前よりややひんやりしており。洞窟に入ったのだと、体感できます。
陸上から堂ヶ島を楽しめるのが、堂ヶ島公園。縞模様の巨大な岩を歩いていくのでかなりの高低差があり、動きやすい格好での散策をお勧めします。天窓洞、三四郎島のトンボロ鑑賞スポットなど、一通り散策するのに30分~60分の時間を要します。こちらが一周の周遊図。遊覧船乗り場付近から散策をスタートします。
自然のものとはいえ、道は最低限整備されているので、安心して散策ができます。海沿いには策が設けられているので、お子様での安心です。
このような休憩場、ベンチも随所に設けられているため、自分もペースで散策ができます。
これくらいの距離で地形を鑑賞することができるのも、堂ヶ島公園の魅力の一つです。
こちらが、堂ヶ島の代名詞、縞模様の岩です。このような岩が周囲に続いています。
ここから階段をさらに登っていくと、三四郎島のトンボロを鑑賞できるスポットに着きます。トンボロとは、満潮時には海の下にある陸地が、干潮時に陸上に表れる現象です。
本日は運よく、トンボロの鑑賞ができました!
島と陸地がつながっているのがわかります。
トンボロの後は、天窓洞。遊覧船に乗って海上から眺めるものとまた見え方が異なります。
海の上からだとその大きさはわかりませんが、陸から見るとかなり大きい穴であることがわかります。
そして、エメラルドグリーンの海の色は安定の美しさです。
伊豆、日本を代表する景勝地、堂ヶ島。ぜひ、足を運び、その美しさに心を奪われてください。
下のバナーをクリックすると、宿泊施設や体験・遊びの予約ページに飛べます。いずみーるは、広告収入により成り立っており、その収入を伊豆の自然や温泉の保護、伊豆の文化財の保善に、寄付、活用しております。周辺の宿泊施設や体験・遊びをご希望の際には、こちらのうち、どちらかのバナーからのご予約にご協力いただけましたら幸いです。
【ご宿泊】
【遊び・体験】