爪木崎・水仙まつり

閑静なる海と、正反対の俵磯の柱状節理。伊豆屈指のジオスポットにて、絶景と地形、両方を愉しむ。12月中旬から1月下旬までは爪木崎水仙まつりが開催

御用邸が佇む、下田の市街から10分程に位置する、伊豆を代表するジオスポットです。12月中旬から1月下旬まで、爪木崎水仙祭りが催されます。完全なる屋外にあるため、悪天候時はおすすめできません。雨天時に灯台付近は風が強いことが多いため、お子様などは怖がられるかもしれません。灯台や柱状節理を散策し、所要観光時間は、1時間程度です。
住所静岡県下田市須崎
駐車場あり(無料)※海水浴シーズン、水仙まつり時期は有料

周辺情報爪木崎・水仙まつり

周辺の宿泊施設爪木崎・水仙まつり

1.伊豆でも有数のジオスポットにて、海底火山の名残、俵磯の柱状節理を観賞できる!
2.四季ごとに様々な植物が咲く美しい岬を、静寂なる海を見ながら散策できる!
3.モニュメントなどの各所に設置された写真映えするスポットにて、映える写真を撮影できる!

下田の須崎地区の爪木崎。須崎の御用邸が佇む、下田の中心街から離れた閑静な場所です。夏は海水浴、12月から1月は爪木崎水仙祭りと、四季折々の楽しみ方がございます。この爪木崎は、日本を見渡しても稀有な柱状節理、俵磯を望めるジオスポットとして人気です。美しい地形が数多くある伊豆においても、こちらはひと際異色を放っています。その異色の根源は、静寂と荒々しさのギャップでしょうか。幼少期から足を運び続け、疲れた時につい足を運んでしまう、個人的にも最も好きなスポットの一つです。

国道から須崎方面に向かうと、下田の市街、観光地とは雰囲気が少しづつ変わってきます。しばらくすると、御用邸がみえてきます。御用邸の先に、九十浜(くじゅっぱま)があり、爪木崎灯台の大きな駐車場が見えてきます。車と止めてしばらく歩くと、サザエの腰掛、ハートのベンチが視界に入ります。

ハートのベンチの先には、閑静で美しい海が視界に入ります。海の色は季節を通して青く、静けさがその青さを倍増させます。

ハートのベンチから海を眺めた後、少し進むと、浜に進めます。

そして、12月の初旬から、この辺りは一面水仙で埋め尽くされます。この水仙をより観賞いただくよう、12月中旬から1月中にかけ、水仙まつりが催されます。水仙祭りの時期には、爪木崎の門には、水仙祭りの告知がなされます。

浜に下るとき、赤い植物が目に付きます。これは、キダチアロエ。木が立っているように見えることより、このように名付けられたとのことです。

いざ浜の目の前に着くと、その青さを実感できます。

多くの浜がある伊豆ですが、その中でもやはり爪木崎の浜は独特な雰囲気を醸し出しています。

この海を背にふり返ると、12月から1月は一面の水仙を望むことができます。

 浜に沿って歩くと、灯台や俵磯までいくための、一分くらいの少し長い坂があります。

この坂を上り切ると、「恋する灯台」の看板が視界に入り、道が二手に分かれます。この看板を正面に左手側の道が「灯台」に続く道、右手側の道が「俵磯」と休憩スペースに続く道です。

左手側の道を進み、灯台からは、当然のことながら海を望むことができます。海ばかりに注目されがちですが、この灯台の潮風が最高に心地いいです。しかし、風が強い日は、飛ばされそうなくらいの強風が吹きます。そのため、お子様連れの方は注意が必要です。

看板の右側の道は、休憩スペースと俵磯に続きます。

ハートのモニュメントがあり、多くの方がこちらで記念撮影をされます。うまく角度を調整すると、奥の灯台をハート越しに映すことができます。ぜひ、チャレンジしてみてください。

ハートの先には休憩スペースと、俵磯に続く道があります。休憩スペースには腰を掛けるイスもあるため、散策で疲れた足を十分休められます。

休憩スペースから少し看板側戻ると、俵磯に続く坂があります。俵磯とは、柱状節理の六角形の断面が俵のように見えることから、地元でそう呼ばれるようになったとのことです。柱状節理は、約100万年前に、マグマが冷え固まったときの収縮でできたものです。この爪木崎、須崎半島は、元々海の下にありました。それが土地の隆起に伴い、柱状節理が地上に顔を出しました。つまり、この俵磯は、約100万年前の海底火山の名残です。想像ができないくらい太古の名残ですね。多くの方がロマンを感じることができるでしょう。

この舗装された階段を下ると、俵磯を望むことができます。

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