住所 | 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3354 |
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longitude | 139.04126 |
latitude | 34.772923 |
郵便番号 | 〒413-0411 |
電話番号 | 0557-95-0700 |
アクセス | 伊豆急行線伊豆稲取駅から徒歩5分 |
料金 | 料金/4才以上一律 1名 3,630円 ※幼児についてはお問合せください。 |
駐車場 | あり(無料) |
公式ホームページ | https://www.inari-maru.com/ |
2020年代に入ってからコンテンツ化された、東伊豆話題のアクティビティーです。こちらには、観光視察として招待を受け体験しました。普段は沖合で金目鯛の料などに使用している漁船を、クルージング用に活用しました。荒々しい港町の漁師さんがしているアクティビティーのため、観光客の方は大丈夫かと不安でしたが、その心配は必要ありませんでした。観光施設のスタッフの方以上にホスピタリティーに溢れており、漁師の視点で東伊豆、稲取の海を解説してくれました。更に、40分のクルーズの中にコンテンツが多く詰め込まれており、とても有意義な時間を過ごすことができました。
さて、こちらの漁船クルージングは、電話にて事前予約をすることから始まります。そして、集合場所は、東伊豆町観光協会前、直売所こらっしぇ横の駐車場です。集合時間の前に稲取漁港を散策していると、湾に停めてある漁船が目につきます。その一つが、今回漁船クルージングを提供してくれる、稲荷丸さんです。
いざ乗船してみると、思ったよりも広いことに驚きます。こちらに乗って稲取湾、湾の外とクルージングが始まります。出発する前に、スタッフの方からドリンクメニューが配られます。こちらのドリンクもお代金に含まれているとのこと。会場でビールなどを飲めるのは中々ない体験です。
出発して最初のイベントは、カモメへのエサやりです。エサとして、スタッフさんからかっぱえびせんを渡されます。そして、それを海上に投げると、驚くようにカモメが寄ってきます。
カモメへのエサやりが一区切りつくときには、漁船は稲取湾の外に出ています。次に向かうのは、世界ジオパークに登録されている東伊豆のジオサイトの一つ、はさみ岩。
この灯台を過ぎた先、それはみえてきます。
何気なく過ぎてしまうこの岩も、おそらく火山の名残かもしれません。大室山の噴火からできた、城ヶ崎海岸の岩にそっくりです。
こちらを過ぎると、はさみ岩が見えてきます。
はさみ岩は、その名の通り、二つの大きな岩の間に、小さな岩が挟まっています。陸から行くのはかなり困難ですが、会場からですと、ここまで前までいくことができます。
このはさみ岩には郷土の伝説があります。今でこそ一つの町になっている、稲取と隣の白田は、かつては漁業の利権でしばしば対立しておりました。そして、誰かが、はさみ岩より右側が稲取、左側が白田と取り決めをしたそうです。
はさみ岩の鑑賞が終わると、スタッフさんから、プレゼントがありました。昨日釣った、カジキマグロのフライです。これが新鮮でとても美味でした。ビールにとても合うでしょう。
漁船は旋回し、東伊豆の海岸線に沿って、稲取の温泉場方面に向かっていきます。ここからは、普段見ている光景が、非日常に見える瞬間の連続です。
稲取の名物のハトの空絵、風車もとてもきれいに見えます。
こちらの灯台も、海から見るととても雄大です。
稲取荘さん、東海ホテルさん、石花海さん、稲取の温泉場の旅館さんたちが一直線に見えます。
こちらの岩は、生まれて初めて見ました。
この灯台の沖で、漁船で回り円を作ります。そこにお酒をなげ、その円の中心で灯台に向かい、大漁を祈るのが、稲取の漁師の習わしとのことです。
こちらは、稲取の人気旅館である、ホテル浜の湯さん。浜の湯さんを横目に、稲取港に戻ります。
漁船でのクルージングという稀有な体験をしながら、港町の文化に触れる。東伊豆町に足を運ぶ際には、ぜひ、ご体感くださいませ。