御浜崎・造船郷土資料博物館

    伊豆のくちばしと称される、稀有な地形「砂嘴」。地形の散策と、製塩、ロシアとの絆など、戸田港の文化を愉しむ
世界ジオパーク伊豆の一つに認定されている、砂嘴という地形の岬です。公園の手前では戸田の製塩所と売店があります。岬の中はイヌマキの森があり、森林浴を愉しめます。戸田とロシアの親交や造船の歴史を知ることができる、造船郷土資料博物館が設置されています。

詳細情報

住所静岡県沼津市戸田
longitude138.800659
latitude34.964218
郵便番号〒410-3402
アクセス・沼津港から船で30分 ・東名高速道路沼津IC または 新東名高速道路長泉沼津ICより約70分。 ・伊豆 箱根鉄道駿豆線修善寺駅よりバス約50分「御浜口」下車
駐車場あり

近くの観光名所 御浜崎・造船郷土資料博物館

おすすめポイント

1.世界ジオパーク伊豆らしい、稀有な地形を散策できる!
2.岬の中のイヌマキ、黒松の森林で森林浴を愉しめる!
3.造船郷土博物館にて、ロシアとの親交、造船など、戸田の文化を愉しめる!

伊豆のくちばしと称される、「御浜崎」。世界ジオパーク伊豆において、砂嘴といわれる地形を体感できるスポットです。砂嘴とは、削り取られた岩や土砂が、海流によって運ばれ、帯状にたまっていった、嘴(くちばし)のような地形のことです。近隣の大瀬崎なども砂嘴に該当します。この砂嘴が連なり、陸とつながった結果、独立した海が淡水化したものが海跡湖と称され、こちらも近隣の明神池などが該当します。そして、御浜崎において岩や土砂は、達磨火山と井田火山から削られました。



 

さて、このように長い時間をかけて形成された稀有な地形ですが、地形以外にも魅力的なコンテンツが詰まっています。例えば、車でこちらに行く際に、止める駐車場付近の戸田の製塩。海水を釜であぶり、丁寧に手作りで作ります。その塩はもちろん、その塩を使用した飴や羊羹なども販売しています。


次に、砂嘴の周囲の散策。砂嘴の周りは一周30分くらいで散策できます。御浜崎には、イヌマキや黒松の森林があり、森林浴が楽しめます。港の情景と森林のギャップがまたたまりません。


 

 



砂嘴の海岸線に沿ってあるいていくと、このような遊具があったりします。


そして、御浜崎には砂浜があり、海水浴シーズンには大賑わいします。


個人的には、砂浜から見える弓のような海岸線が好みです。


岬の先には、小舟が浜と鳥居があります。岬の先に佇む鳥居。海側には漁港、反対側には森林と、中々見ることができない光景です。




鳥居を過ぎ、砂嘴の周囲散策を続けると、反対側の陸地に何やら赤い線が見えてきます。これは、崖の上部の井田火山の溶岩が、下の地層を焼いたものです。何気なく見えるこの赤いラインが、数万年前の火山の名残、ロマンを感じるひと時です。




赤いラインを横目に先に進むと、灯台が見えてきます。その灯台を過ぎてしばらく進むと、御浜崎一周ツアーも終了です。





御浜崎の中央部には、諸口神社と、造船郷土博物館と駿河湾深海生物館が佇みます。



ロシアの漁船が流れ着いた時、それを助けたという逸話があり。ロシアとの親交を記念する記念碑なども鑑賞できます。


また、出逢い岬からは、御浜崎を一望できます。御浜崎から10分ほどなので、こちらにもぜひ、足をお運びください。