営業時間 | 特になし |
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住所 | 静岡県伊豆市大平 |
駐車場 | あり(無料) |
修禅寺に向かう途中、少し奥まった道に佇む大平神社。その大平神社に併設する形で、旭滝は位置します。この旭滝は、落差105mの伊豆を代表する名瀑で、積み上げた石垣が六段になって見えます。こちらは、春の新緑と12月の紅葉が愉しめる季節ごとはもちろん、日によって愉しみ方が異なります。なぜなら、日ごとに旭滝を流れる水量が異なるからです。旭滝のでき方、生い立ちは後述いたします。雨の次の日は水量が多く豪快さが愉しめ、晴れが続いた日は水量が少なく滝の柱状節理が愉しめます。
また、朝日の昇る時正面から光を受けて輝くことが、旭滝の由来といわれています。そして、尺八の名曲、「滝落ちの曲」はこの滝がモチーフになっているといわれています。
さて、大平神社の駐車場に車を停め、散策が始まります。神社を左手に歩いていくと、旭滝に向かう橋との看板が設置されています。
橋を渡ると、六角形の四阿が見えてきます。その先に、旭滝の全貌が映ります。落差が105mもあるだけあり、そびえ立つように高く見えます。
そして、この日は晴れが続いていたため、水量はやや少なめです。
滝の付近には、尺八の名曲「滝落ちの曲」の地発祥地であることを示す石板などが設置されています。
滝に近づいて凝視すると、うろこのような石が多々見られます。
もう少し上に行くと、石段と踊り場も見えてきます。このうろこのような石は、柱状節理といわれるものです。なぜ、このようなものが見られるかは、旭滝の生い立ちに大きくかかわります。旭滝は、マグマの通り道が地上に表した、「火山の根」といわれる地形です。そして、マグマが急激に冷えて固まるときに、この柱状節理といわれるものができます。伊豆の他の地域では、爪木崎の俵磯、同じく名瀑の浄蓮の滝などが有名です。しかし、その柱状節理の中でも、石段に見えるくらいの横倒しのものは非常に珍しいです。マグマが横から冷やされたことにより、横倒しの柱状節理が発生したとのことです。
滝の下、滝つぼ付近から滝を見上げた後は、階段を登り展望台に向かいます。
階段を上がっていくと、滝を横目に鑑賞することができます。横から眺める滝も一興です。
個人的に好みなのが、アスファルトの壁を覆う緑に茂った苔。俗にいうマイナスイオンもすがすがしいのですが、この苔と周りの木々の色合いが大好きです。
展望台の付近には、お地蔵さまもあります。何のために設置されたお地蔵様かは、後々調べていきます。
そして、滝の上の展望台から見下ろした光景がこちらです。
拡大して写真撮影をすると、柱状節理が浮き出ているように見えます。これくらいの近さで柱状節理を眺めることができるのは、こちらの旭滝と河津七滝の出合い滝くらいでしょうか。
展望台の散策を終え、帰路に着きます。ぜひ、数回にわたり足を運び、気まぐれな水量をお愉しみくださいませ。
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