道の駅 天城越え・昭和の森会館・伊豆近代文学博物館

文学博物館、レストラン、日本庭園、ジオテラスが併設した道の駅。食、芸術、文化、自然、様々な視点から天城、伊豆を自分の時間に応じて愉しむ

河津ループ橋、天城街道と湯ヶ島の間に位置する道の駅です。レストラン、売店、博物館が併設しています。併設する昭和の森会館には、伊豆近代文学博物館、ジオテラス、森の情報館があり、天城の歴史、文化、伊豆の文学を愉しめます。敷地内には日本庭園と旧井上靖邸、紅葉樹の森林があり、季節の自然散策も堪能できます。駐車場が完備されております。所要観光時間は、30分~180分です。
営業時間開館:8:30〜16:30 休館:第3水曜日
住所静岡県伊豆市湯ケ島892-6
電話番号0558-85-1110
駐車場あり

周辺情報道の駅 天城越え・昭和の森会館・伊豆近代文学博物館

周辺の宿泊施設道の駅 天城越え・昭和の森会館・伊豆近代文学博物館

1.わさび、わさび丼、わさびソフトなど、ご当地の商品のショッピング、食事を愉しめる!
2.伊豆にまつわる文学、天城の文化、伊豆の自然についてかなり深く知ることができる!
3.10分ほどの休憩、60分ほどの昼食、それ以上の観光と、時間に応じて様々な過ごし方を選択できる!

小説、ドラマ、音楽、様々な芸術の舞台となった天城越え。なぜ、ここまで多くの芸術の舞台になったのか、その答えが、この道の駅 天城越えにあります。この道の駅には、昭和の森会館、レストラン、売店、数点のお店が併設しております。そのため、食、芸術、文化、自然、様々な視点から天城、伊豆を見ることができます。六角形の昭和の森会館の中には、森の情報館、ジオテラス、伊豆近代文学博物館が入っております。森の情報館では天城の自然や文化が、ジオテラスでは天城を中心とした世界ジオパーク伊豆についての知見を深めることができます。伊豆近代文学博物館に関しては、しっかり資料を閲覧すると、一日かかってやっと閲覧が終わるボリュームです。もちろん、ご当地の食事を楽しみ、食後の運動として庭園散策し、休憩がてら天城の文化に軽く触れるなど、短時間での楽しみ方も可能です。トイレ、軽食休憩など短時間なものから、雨の日の屋内観光など数時間に及ぶものまで、各々の時間に応じて時間を費やせるのが、こちらの道の駅の魅力の一つです。

さて、車を停め道の駅に降りると、駐車場の前にはお手洗いがあり、数店のお店が店を構えます。そちらで軽食や休憩も可能ですが、併設する昭和の森会館に足を運びます。

会館に入ると、目の前に売店があり、その奥に寛げるスペースがあります。入って左側が、森の情報館、右側がレストランです。

昭和の森会館は六角形になっており、森の情報館、ジオテラス、伊豆近代文学博物館、3つのコーナーで構成されています。こちらが、森の情報館です、森の情報館では、天城の木、野鳥などの自然や、林業の歴史物などが展示されています。初めてこちらに訪れた時には、感銘を覚えました。天城の自然について、実際に触りながら理解を深められる。知的好奇心が満たされる場所です。

こちらが、天城の木々をの展示場所です。

木の葉まで見られるのは中々ない経験です。

そして、天城の名産、しいたけとわさび。案内板も完備されており、その工程や、歴史も知ることができます。

こちらが特に感動した、天城の野鳥のはく製です。そして、ボタンを押すと、その鳴き声を聞くことができます。

こちらは、天城の大樹の樹齢と、実際の歴史を対比したもの。

昔の林業に使用した道具も飾られております。

実は、天城は日本の造船史において、とても大きな爪痕を残しています。伊豆では江川英龍の指示による造船が有名ですが、それより千年以上前の出来事です。

森の情報館を後にして、天城の歴史が展示されている通路を通って、ジオサイトビジターセンターに向かいます。

次のコーナーは、ジオサイトビジターコーナーです。伊豆は、世界ジオパークに認定されております。世界ジオパークは、一言でいうと、地球の活動が表れる地形、文化などを活用し、それらを保護しながら活用していく活動です。火山、温泉、特殊な地層などがわかりやすいかもしれません。そのようなスポットをジオサイトと称します。そして、天城には、そのジオサイトが数多くございます。例えば、常連の滝滑沢渓谷が挙げられます。

こちらのビジターセンターでは、天城のジオサイトを中心に紹介しながら、岩石などの展示がなされています。

こちらは、伊豆半島の高低差を表現した模型です。これを見ると、伊豆がいかに起伏に富んでいるかがわかります。今でこそ交通が発達し、車でどこにでも行けますが、一昔前までは、天城峠を越えるのが、至難の業でした。それゆえに越えた際に感動があり、それをテーマにした文学が生まれたのでしょう。

ビジターセンターの後は、伊豆近代文学博物館を愉しみます。こちらには、天城湯ヶ島出身の作家である井上靖や、ノーベル賞を受賞した川端康成など、巨匠たちの作品、作品を作った記録などが保存されております。膨大な資料が保存されており、私自身、こちらを紹介するには十分な閲覧ができておりません。理解を深め、追々魅力を伝えていきます。

こちらの道の駅の魅力の一つに、日本庭園があります。こちらの日本庭園はとても風情があり、ここが道の駅であることを忘れさせてくれます。

この水がしたたり落ちている情景は、伊豆を代表する渓谷、滑沢渓谷にどこか似ています。

庭園を抜けると、移設された、井上靖の旧邸があります。こちらの一階部分は入室が可能です。

こちらが、道の駅 天城越えのレストラン、昭和の森食堂です。

こちらが三島豚の、もっちり豚丼。この他にも、天城のシカを使用した鹿肉のボロネーゼや、わさび丼などの天城の食材を使用した料理が楽しめます。

また、道の駅として、お店も充実しています。こちらの「竹の子かあさんの店」では、おこわなど、天城の郷土料理が気軽に楽しめます。

こちらの「わさびの店」では、天城の名産わさびの購入や、わさびを乗せたソフトクリームを楽しめます。

お気軽に立ち寄るのもいいですが、ぜひ、ゆっくりと天城、伊豆の文化、歴史に触れ合っていただきたいです。

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