滑沢渓谷

伊豆で一番美しいと称される渓谷であり、紅葉の名所。その美しさを眺め、自然の中の散策を愉しむ。

「滑沢渓谷」は、伊豆半島ジオパークに位置する、柱状節理や美しい自然が広がる渓谷です。湯ヶ島温泉から6キロほどです。駐車場がありますが、車で渓谷のそばまで乗り入れが可能です。井上靖の処女小説『猟銃』の舞台となりました。紅葉の名所でもあります。所要観光時間は60分ほどです。
住所静岡県伊豆市湯ケ島
駐車場あり(無料)

周辺情報滑沢渓谷

周辺の宿泊施設滑沢渓谷

1.伊豆で一番美しいと称される渓谷、滑沢ブルーと称される水面、その周囲の自然を五感で愉しめる!
2.11月中旬から12月上旬にかけては、紅葉が愉しめる!
3.これらの景観、情景を比較的容易なアクセスで堪能できる!

滑沢渓谷は、伊豆で最も美しいといわれる渓谷です。こちらには幼少期からいままで数回足を運びました。年を重ねるごとに感じるその美しさは、増していきます。渓谷というと奥まった場所にあるイメージがありますが、滑沢渓谷は比較的容易にアクセス可能です。天城湯ヶ島から6キロほどにあり、入口に入ると、駐車場や看板が設置されているスペースがあります。入口は、見逃しやすいため、注意が必要です。その駐車場から、滑沢渓谷と本谷川が合流する、「竜姿の滝」までは徒歩で10分ほどです。道はかなり狭いですが、そこまで車で乗り入れすることも可能です。

こちらが滑沢渓谷。清流の両側には、柱状節理が見えます。この滑沢渓谷は、谷を埋め立てた溶岩の上に渓谷が流れています。

そして、この溶岩は、数万年前に滑沢火山から流れたものとのこと。長い年月をかけてその溶岩を川の流れが削り、今の美しい姿があります。

川の美しさばかりに目が行きますが、その周りの緑の美しさも見逃せません。これは、おそらくカエデ。カエデは紅葉する樹木であるため、11月中旬から12月中旬にかけて、この辺りはとても美しく紅葉します。

小さな滝があり、水が落ちた先は周囲より深くなります。その付近の水はとても澄んだ水色になります。この美しい青は、滑沢ブルーと称されます。南伊豆のヒリゾ浜は、コバルトブルーの透明度が高い海で有名です。このヒリゾ浜が周囲の海よりも透明度が高い理由は、島と陸の間を小さい海流が走り、更に19メートルほどと浅いため、海水が循環するからだといわれています。この滑沢ブルーも原理は同じかもしれません。

こちらが滑沢ブルーが見られるスポットです。写真が鮮明ではないのが心残りですが、周囲とは色が異なるのは伝わるかと思います。

11月下旬から12月中旬にかけて、滑沢ブルーに映る紅葉。なんとも神秘的な調和を醸し出します。その写真は、乞うご期待くださいませ。

また、まだ行ったことはないですが、この先を進むと、静岡県の天然記念物である「天城の太郎杉」や土石流の地層などが見られます。時間に余裕と体力がある方は、ぜひ足を伸ばしてみてください。

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