営業時間 | 境内自由(授与所は9時00分~17時00分) |
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住所 | 静岡県下田市白浜2740 |
電話番号 | 0558-22-1183 |
駐車場 | あり(無料) (参拝者は1時間以内無料、祈願者は2時間以内無料) |
「白浜神社」は、国道135号線沿いにあり、伊豆でも屈指の知名度を誇る海水浴場である「白浜海岸」の隣にあります。安産、縁結びの神社、海を望める鳥居など華やかな部分で人気の観光スポットですが、古来より伊豆の地に根付いた神社でもあります。夏季以外は併設している駐車場も参拝者は1時間無料で使用できます。この白浜神社には、幼少時にはお祭りへの参加、現在は祈願などで数多く足を運んでおります。叔母のお見合いの際に、祖母に連れられて縁結びの祈願にいったのは、今ではいい思いです。
国道に面した入口から鳥居をくぐると、おみくじを楽しめる授与所(受付)や、拝殿が見えてきます。とても大きなイブキが見えたので、授与所の方に、「こちらが御神木ですか?」と尋ねてみました。すると、「こちらのイブキは樹齢約2000年ですが、御神木ではありません。御神木は、あちらの樹齢約2400年の枯れたイブキの木です。」と丁寧に教えてくれました。
拝殿まで歩く途中に、見目弁財天、縁結び神社など、多く鳥居が見えてきます。一つの神社にここまで鳥居があることは稀です。その理由を神社の方に尋ねてみました。全ての歴史を理解できたわけではありませんが、こちらが要約です。
「三嶋大明神は、御供の見目、若宮、剣ノ御子と共に、黒潮に乗り2400年前に到着された。こちらに住まれていた伊古奈比咩命神社(いこなひめのみこと)を后として迎えられた。5注の神様が、白浜神社の御祭神。それぞれを祭るために、多くの神社がある。」
また、三嶋大明神のご到着から起算すると、白浜神社は2400年前より歴史があることになります。これは、伊豆で最古の宮とのことです。
この神々を祭るために、白浜神社では、年間数回の神事、祭りが催されます。中でも、一番大きい祭典は、10月下旬に催される、火達祭、例大祭、御幣流祭です。白浜の端にある鳥居。絶景の観光スポットとなっているこの鳥居も、このお祭りのために建てられました。この鳥居からは、伊豆七島をはじめとする、伊豆の島々が見えます。伊豆の島々にいらっしゃる神様に、例大祭の開始を伝えるための祭りが、火達祭とのことです。
このような背景があるにせよ、多くの方は、白浜神社のお祭りの日当日に、こちらにいらっしゃることは難しいでしょう。美しい白い砂の浜を散策し、最高の潮風を浴び、古来よりある鳥居から海と島々を眺め、最高の気分になること。これがこの伊豆を作っていただいた神々に対して、感謝の気持ちを表すことだと思います。
海や、海の先の島々に目が行きがちですが、足元の透明度の高い海もとても美しいです。地層がくっきりとでている断面や、岩を触ってみると、潮風に飛ばされた白い砂がついています。神々が伊豆の地に来たのが2400年前。しかし、この白浜を取り囲む地層が刻んである崖は、伊豆が半島になる前、海底火山時代のもの、つまりは数万年以上前ものです。伝説よりも前にあるものを見て、触れ、時間の壮大な長さを感じることができる。このような楽しみ方も、白浜神社の楽しみ方でしょう。
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