浮島海岸

「浮島海岸」は、西伊豆の堂ヶ島と田子の間にあります。東野圭吾の「真夏の方程式」のロケ地として知名度が上がりました。海岸とはいいながらも、100mくらいの入江です。周りには宿泊施設も多いため、お手軽に絶景、海水浴、夕陽観賞ができるスポットといえます。こちらには海水浴シーズンは一度のみですが、オフシーズンには西伊豆に出かける度に足を運んでおります。そして、浮島海岸は、「西側海岸」と「南側海岸」、2つの顔を持っており、楽しみ方もそれぞれ異なります。

【西側海岸】

まず「西側海岸」は、シュノーケリングや海水浴が楽しめます。海の透明度がとても高く、干潮時にできる潮だまりでは、磯遊びや生き物の観察が楽しめます。下が砂浜ではなく石であるため多少ゴロゴロしますが、波も比較的穏やかなため、お子様でも十分楽しめます。

そして、西側の右側には、写真のような洞窟があります。ここでのシュノーケリングがとても人気があります。知人いわく、ソラスズメダイのような伊豆では珍しい熱帯魚も鑑賞できるらしいです。残念ながら、私がシュノーケリングしたときには私は見えませんでした。ダイビングをしながら洞窟をくぐるというのはよくありますが、シュノーケリングができるくらいの場所で洞窟をくぐる経験は中々できません。

【南側海岸】

次に、「南側海岸」では、伊豆ジオパークの一つである、奇石の鑑賞ができます。奇石、こんなに盛り上がった石の正体は何かというと、この奇石の一つ一つがマグマの通り道だった痕跡です。何万年も前のものが、今自分の目の前にある。極端な話、天然の化石をみているようなものです。それを感じるだけでも貴重な体験です。この近くまで行ってみようと誰もが思います。下の岩がかなり大きいため、しっかりした靴でないと足をくじいてしまいますので、注意が必要です。

最後は、夕陽の町「西伊豆」、その中でも最上級の夕陽が愉しめます。日は、東から出て、西に沈む。そのため、西にある西伊豆では、日が海水平線に沈む姿が見られる。当たり前ですが、この美しさは当たり前ではありません。また、浮島海岸には、奇石が点在しており、その奇石による海面の揺れ、それと夕陽が最高にマッチしています。