営業時間 | 渡し船:6月下旬~9月下旬・8時~16時30分、10月下旬~翌5月上旬は休業(年によって変動あり) |
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住所 | 静岡県賀茂郡南伊豆町中木 |
電話番号 | 0558-65-1050/ヒリゾ浜渡し組合 |
駐車場 | 200台(1日1000円) |
ヒリゾ浜は、南伊豆に位置し、ここ10年で注目を集め、伊豆屈指の観光スポットとなりました。宿でも、温泉でもなく、ここにいくことが旅の一番の目的。世界遺産に近い位置づけであり、このようなポジションのスポットは伊豆でも数少なく、海水浴場としては唯一無二でしょう。こちらには、数年前に一度、観光視察として足を運びました。しかし、それ以降は足を運べておりません。その理由は、アクセスの悪さと解放時期です。ヒリゾ浜にいくためには、渡し船に乗る必要があります。中木港の渡し船に乗り、5分ほどで到着します。また、7月から9月の間しか運航していないため、他の時期にはいけません。わざわざ渡し船に乗っていく。このアクセスの悪さと秘境感が、ヒリゾ浜の価値を上げているといえるでしょう。ヒリゾを眺めるには、伊豆クルーズの奥石廊崎コース(Aコース)に乗船し海上から眺める方法と、愛逢岬・ユウスゲ公園から見下ろす方法があります。どちらも記事がありますので、ぜひご覧ください。
そして、実際に渡し船に乗ってヒリゾ浜に向かう時のワクワク感はたまりません!そして、ここまでアクセスが悪くても人を引き付ける理由を目の当たりにします。それは、いびつな岩と海の透明度です。伊豆のほとんどの海水浴場に足を運びましたが、こんな透明な海はみたことがありませんでした。あまりの透明が不思議で、渡し船の方にその理由を尋ねてみました。
すると、「近くに川がないことや風、潮の流れが影響をしているといわれているよ。でも、完璧な理由はよくわからない。地球に聞いてくれ。」といわれました 笑 たしかに、大きな川がないため海が濁りにくくはあるかと思います。
後日乗車した伊豆クルーズの音声案内によると、おおね島と伊豆半島の海岸線は、船がやっと通れるくらい約2~3メートルしか離れていません。その間を海流が走っており、その速さはとても速いです。加えて、この付近は海が10メートルほどと浅いです。そのため、海水の循環が常になされて、常に新しい海水が流れ込んでいるため、透明度が高いそうです。伊豆クルーズの記事には、海上からヒリゾ浜を眺めた写真もございます。ぜひ、ご覧ください。
加えて、いびつな岩が点在しており、この岩が透明な海と相まって、絶景を形成しています。この岩がある分、美しさとしては沖縄の海よりも上なのではないかと個人的に思います。
美しい自然を守るため、整備をあえてそこまでしていないため、海水浴場とはいえませんが、海水浴をする場所としては、日本屈指であるといえます。この海の透明度、岩の迫力に加えて、魚の多さ。これは他の海水浴場にはありません。こちらの沖には黒潮が流れており、南国の季節回遊魚、珍しい回遊魚が集まるとのことです。岩場が多く、砂場もほぼないため、小さすぎるお子様には少々酷ですが、子どもだけでなく、大人もその美しさに見入ってしまう場所といえます。
実際に海水浴をしていないので魚をみておりませんが、こちらでシュノーケリングをした知人いわく、「伊豆の他の海でみたことがない魚がたくさんいた!水中カメラ越しの海の色が全然違う!」とのことでした。彼は、シュノーケリングが趣味で数多くの伊豆の海でシュノーケリング、ダイビングをしています。そのため、彼がみたことが無い魚が数多くいたという事実に驚きました。伊豆の他のシュノーケリングスポットとは、一線を画す場所だといえます。
自分たちが楽しんだ後は、ここがこれからも美しくあって欲しいと願う場所。多くの人がそう思うのか、他の海水浴場に比べてゴミが圧倒的に少ないです。海水浴場の多くが、その日の終わりには汚れてしまいます・・残念ながら、これが現状です。しかし、こちらは違います。気軽に行けず、更にはこの美しさ、人の行動まで変えてしまうヒリゾ浜の魅力に、ただただ驚嘆しました。
また、ヒリゾ浜に直接いくのは、中々大変です。上から透明度を眺めるだけなら、南伊豆の奥石廊崎、「ユウスゲ公園」から観賞可能です。この美しさと透明度は見るだけでも価値があります!
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