『大室山』

【おすすめポイント3選】

1.伊豆の海、町、山々を見渡せる山頂を周遊できる

2.リフトがあるため、身体に負担なく山登りの気分を堪能できる

3.GEO認定された理由の一つ、噴火口。これを見ながら数千年単位の歴史を感じられる

【体験レポート】

伊豆を代表する観光スポット、伊豆高原の「大室山」。こちらには10回以上は訪れました。子どものときには、確か遠足か文化見学で訪れた記憶があります。伊豆として後世に残していきたいという思いが、教育にまで織り込まれております。まさしく、伊豆の文化といえます。小学生の時先生に、「今歩いている伊豆高原も、大室山からできたんだよ。」といわれ、驚きました。10年以上たちその仕組みがわかり、10年越しに先生のいっている意味がわかりました。この付近は15万年前、噴火が立て続けて発生し、伊豆東部火山群を形成しました。そして、約4千年前、この大室山が噴火し溶岩が流れ、伊豆高原を作ったそうです。今は大室山は活動していないため、山頂から噴火口を眺めることができます。噴火口を見られる経験は中々ありません。

 そして、私は当時、「なんで山なのに木がないの??」と質問しました。先生は、「山焼きをしているからだよ。」と教えてくれました。子の何気ない会話ですが、実は大室山の歴史を表しております。大室山は、毎年2月に「山焼き」が行われております。この山焼きは、約700年続いております。その当時は、いい萱を取ることが目的だったようです。山焼きをするため、大室山には大きな木は生えておらず、あるのは一面のススキのみです。そのススキは、風に揺られ山全体が鼓動しているように見えます。

つまり、大室山は、まさに自然の奇跡に、人の英知を加えた観光資産なのです。

さて、大室山の観光は、リフトに乗ることから始まります。大室山には大きい木がないため、リフトを作ることができたのだと思います。そのリフトに乗りながら、風に揺られるススキを眺めることができます。高度が上がっていくにつれ、振り返ると海も見えてきます。

山頂に着くと、噴火口に沿って道が整備されており、周遊することが可能です。ここからは、伊豆高原、伊東の街並みだけでなく、遠くの海や島々まで一望できます!周遊するごとに景色がわかるのがまた風情があります。噴火口の反対側は別世界です!

お土産の購入や軽食が楽しめる売店もございます。高所の周遊は地味に足にきます・・疲れたらこちらで休憩することをお勧めします!

自然の奇跡と、人の英知が融合した伊豆を代表する観光スポット「大室山」。アクセスも抜群ですので、伊豆にお越しになる際には、ぜひ足をお運びいただき、伊豆の歴史と文化、美しい眺望をご堪能ください。

【基本情報】

住所:静岡県伊東市池672−2
アクセス:
電話番号:0557-51-0258
料金:
営業時間:9:00~16:15
駐車場:あり
休日情報:
最寄りの駅:
公式ホームページ:http://omuroyama.com/