住所 | 静岡県伊東市八幡野 |
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駐車場 | あり |
城ケ崎海岸。これを聞いた方の大半が、門脇つり橋付近を思い浮かべるかと思います。城ケ崎海岸は、大室山から流れ出た溶岩によって作られたものです。そして、溶岩が流れ出たのは、門脇つり橋付近だけではありません。場所としては、伊豆高原駅の先から門脇つり橋までの区域も、門脇つり橋からぼら納屋までと同様、大室山の溶岩により形成されました。城ヶ崎海岸を左側と真ん中、右側に分けるとするならば、門脇つり橋やニューヨークランプミュージアムがある左側の方が人気があることは事実です。しかし。自然を愉しむという観点からは、右側の方が愉しみ方が多いかもしれません。右側は、「散策路」、「大淀子淀」、「橋立吊橋」、「対馬の滝」が観光スポットとなっています。また、右側が左側に比べて道の整備がされておらず、手つかずの自然の中を散策する箇所もございます。履物や服装は散策に向いているものを着用し、悪天候時には散策を控えた方が無難です。
さて、城ヶ崎海岸の右側の散策は、伊豆急行線伊豆高原駅の先の散策用の駐車場に車を停めるところから始まります。駐車場の道路を挟んで反対側には、案内看板が設置してございます。その看板の先には、小川と散策路があり、その先に「大淀子淀」、「橋立吊橋」、「対馬の滝」があります。
小川に沿った散策路は自然に囲まれており、マイナスイオンがあふれ出ています。道も平坦なので、小川のせせらぎを聴きながら、ゆったりとした散策が愉しめます。
小川沿いの遊歩道の柵がなくなると、道は左側と右側に分かれます。左側には、「対馬の滝」、右側には「大淀子淀」、「橋立吊橋」がそれぞれございます。ここからは周辺の植物の生態も変わってきて、松などの植物が多くなってきます。
分かれ道を右側に進むと、散策路ほど整備されていない道があり、その先に展望スペースがございます。この展望スペースには、柵や石碑があり、その先に「海岸降口」という赤字の案内板がございます。
その案内板に従い道を降り進むと、「大淀・子淀」と称される海岸がございます。
大淀・子淀に降りるには、整備された階段ではなく、階段のような岩を降りる必要がございます。手すりはついているものの、階段ではなく、あくまで岩です。女性の方は履物に注意されてください。眼下に広がる、稀有な柱状節理に目を奪われ、足元の注意を怠ってしまうと、けがをする可能性もございます。
細心の注意を払い下に降りると、稀有な絶景が待っています。この六角形の岩は、柱状節理といわれ、溶岩が冷えて固まったものです。こちらは、下から見上げた階段のような岩です。
伊豆半島のいくつかのスポットで柱状節理をみることはできますが、柱状節理の上を歩くことができるスポットは中々ありません。
海の近くまで進むと、城ケ崎海岸の崖、対馬の滝、橋立吊橋を海面とほぼ同じ高さから見上げることができます。
更に奥に進むと、大きな岩があり、それを越えると潮だまりがございます。近くで見ると思ったより深く、多くの生き物が生息していることがうかがえます。下が砂ではなく岩のため透明度が水の透明度が高く、いわば天然の水族館といえるでしょう。また、夏には、この潮だまりは絶好の磯遊びの場になります。
橋立吊橋は、長さが60m、高さが18mの吊橋です。そこまで大きい吊橋ではないため、お子様でも比較的安心して楽しむことができます。
吊橋を渡ると、海側と陸側でそのギャップに驚かれるかと思います。海側では水平線と稀有な地形、陸側では生い茂った森と、波に削られた地形を望むことができます。
橋立吊橋を渡った先は、八幡野漁港に続きます。今回は、もう一度絶景を見ながら、帰路につきます。
小川沿いの散策路の終点から、左側にいくと、「対馬の滝」がございます。滝といっても、伊豆を代表する浄蓮の滝程の豪快さはありませんが、水が海に流れ込む、最終地点を望むことができます。
また、対馬の滝の案内板の下には展望台に続く階段があり、展望台からは対馬の滝だけでなく、海、海岸線と360度の絶景を望むことができます。
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