さくらの里

さくらの里は、大室山の麓にあり、地域の住民の憩いの場です。ここでお花見をするのが、この付近に住んでいる方々の家族の季節のイベントになっていることがしばしばです。私の家族も、毎年お花見にいっていました。そして、地元の小学生はもちろん、少し離れた伊豆の小学校の生徒たちの遠足のコースにも取り入れられています。伊豆に住む者にとって、大室山と共にかけがえのない場所です。

さて、さくらの里は、さくらが咲く季節、春だけしか楽しめないと思われるかもしれません。もちろん、4月頃が一番きれいなのは事実ですが、他の季節も十分にさくらを楽しむことができます。

約40,000平方mという広大な公園の中には、40種1,500本の桜が植栽されています。そして、その種類は多岐に渡り、9月から翌年6月まで桜の鑑賞ができます。6月には、早咲きの秋桜（コスモス）も鑑賞できます。

また、さくらの里には、大室山の噴火の名残が見られます。その一つが、こちらのスコリアラフト。このラフトとは、イカダの意味です。スコリアを溶岩流が包みながら流れ下ったことからそのように称されます。公園を散策していて、何気なく視界に入るものが、4000年前のもの。ロマンを感じるひと時です。

こちらは、たしか、さくらのシーズンではないときのさくらの里。大室山の麓であるため、気軽に大室山の鑑賞が楽しめるのも、さくらの里の魅力です。

4月の上旬には、公園は桜で埋め尽くされます。そして、出店の出店も増え、賑やかさがピークになります。休憩所もいくつか設置されているので、お花見するにはもってこいです。

この先を少しいくと、穴の原溶岩洞穴といわえる、かなり深い洞穴が見えてきます。入ることは叶いませんが、上から見るだけでもかなり豪快です。

ぜひ、お花見の季節も、それ以外の季節も、足を運んでみてください。